査定依頼時に気をつけてほしい事①

査定 = 買取価格 では有りません

しばらく前から、ご自宅やご所有不動産の売却を検討されたり、また、相続に備えて資産価値を知りたい方が不動産会社に査定を依頼する形式として、「インターネットからの一括査定」という形が主流となって来ました。

以前は、新聞折り込み広告等を保管しておいたり、駅前にある複数の不動産会社の前を通って中を除いて雰囲気を確認してみたり、というプロセスを踏んで、いざご自身で何社かに足を運んで各社の担当者と面前でやり取りをする。というのが普通でしたが、最近ではこのような手間をかけずに、引っ越しやリフォーム、車の下取りの見積もりを取る感覚で査定金額を問い合わせる方が非常に多くなっております。(※もちろん従来の形でのお問い合わせもまだまだございますが。)

ただし、この一括査定、ご注意頂きたいのが、車や引っ越しの見積もりと違って「当社はこの金額で買い取りますよ。」「この金額で請け負いますよ。」という、見積もりに記載した金額を保証するものでは無く「販売活動を行った結果、〇〇〇〇万円位で買い手を見つけられる可能性が高いと当社は思います。」という意味合いでの「売却予想価格」を提示してきているだけ。という点です。査定受付時に「査定額が高いところに頼みますから。」と不動産会社に伝えてしまった場合、中には意図的に査定金額を高く出してくる会社もあるかもしれません。また、査定提案を出してきている担当者や査定提案をチェックしている担当者の上司は本当にそのエリアに精通している人なのか?という点においても、そうではない場合も有るかもしれません。

査定提案書又は金額だけを受け取るのではなく、できるだけ、金額の根拠たるものは何なのか?査定をしてくれた担当者やその上司のキャリアや実績なども一応は抑えておくことは必要かと思いますので、できる限り突っ込んで聞いてみる事をお勧めします。

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