不動産を高く売りたい①
自分の手で売る事は出来ないのか?
不動産を少しでも高く売る為にはどうしたらよいか?
ビジネスで成功されていたり、過去に不動産取引の経験が有ったり、異業種で営業職や販売職で相当の実績を挙げられている方の中には、不動産屋に任せるのではなく、自分の手で我が家を売る事は出来ないのだろうか?それができるなら自信はあるのだが。と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし残念ながら、自分の手で自宅を売るというのは、現在の日本の商慣習として難しい行為です。
個人で売りたいと思っても、そもそもそのための媒体が極めて少なく、ネットのポータルサイトのSuumoやat homeに掲載しようとしても宅建業者で無ければ掲載はできません。また、買い手の方も不動産会社を通じて買うのが当たり前の中、例えば個人でSNS等で販売しようとしても安心感に欠けますので現時点では現実的ではないでしょう。
また、居住用不動産の場合、不動産会社もレインズという業者間流通機構の検索システムで物件を探してお客様にご紹介するのが通常業務の範囲となっており、このレインズへの登録が確率的にも時間的にも最も有効な方法で有る事は間違いありません。
ただし、公にしたくない等の理由で、あえてレインズ非掲載で買い手を探す場合もそれなりにはありますが。
依頼する不動産会社をしっかりと選ぶこと
その為、個人の方がご自身でできる事は「高く売ってくれそうな不動産会社」を探す事になります。
ただし、たまに起こるミラクル高値成約を除けば、不動産の売買価格は概ね相場也で落着するものです。
ですので、「高く売ってくれそう。」ではなく「きちんと真面目に一生懸命販売活動をしてくれそうか。」「買手へのプレゼンで説得力のある営業を行ってくれそうか。」この2点できちんとした仕事をしてくれるのであれば、いたずらに相場よりも売却価格が安くなってしまう事は防げるかとおもいますので、このあたりがまずは不動産会社選びの判断基準になると思います。
次回は、この2点についての基礎的なチェックポイントを解説させて頂きます。