旧石原慎太郎邸のこと
田園調布の『大豪邸』
「今日、石原慎太郎の家の前通って来たんだけど解体の看板が貼ってあったね。
一つの時代の終焉って感じでちょっと寂しかったな。」
弊社事務所から歩いて5分程のところにある、カフェバルでお昼を食べていたところ、
後から入って来られた、たまにこのお店で合う田村さん(仮名)が、3つ隣のカウンター席に
座るなり、そう切り出されました。
石原慎太郎邸は、著名人や会社経営者の方が多く住むロータリー側(田園調布3丁目)
とは駅の反対側に有りますが、敷地は広く、周辺は、やはりセレブ然としたゆとりの街並みです。
空き家になったのは知っていましたが、解体が始まる事は知りませんでした。
寂しいねえ、と話す田村さん(仮名)のスマホを横からのぞき込むと、解体の看板を写メで撮って
来られていました。ちょっと見せて下さい、と更にのぞき込むと「おっ、本職はやっぱり気になるんだね。」
と言いながらスマホをこちらに傾けてくれました。そこには、
[事業主:三井不動産レジデンシャル株式会社]
という社名が載っており、来月早々からの工事着手であることも記載されていました。
三井不動産レジデンシャル(三井不動産の子会社でマンションや戸建の分譲を行う会社)が土地を
買い取ったことは明白で、低層住居地域ですので、マンションでは無く、戸建分譲なのだろうな。
と想像を巡らしました。ちょうど食事も終わるところで、田村さん(仮名)にお礼を言うと、
午後の来客迄少し時間が有ったので、その足で旧石原邸を見に行くことに致しました。
解体前ですので、元の家はまだそのままで、足場や仮囲いで囲まれているような事も有りませんでした。
旧所有者の生前は、ポリスボックスなども存在し、報道陣がいつも待機して賑わっていたその家は、
ひっそりと佇んだまま、来週から始まる解体工事を待っておりました。私はこの近所に住んでいる訳では
有りませんが、田村さんがしきりに言われていた「寂しいねえ」という気持ちが少し分かる気がしました。
4人兄弟の息子さんの何方か住まわれれば良いのに。。と思ってました。慎太郎パパの書斎からはパティオのような庭が見えましたし外から見えない庭も有り機能性に優れた設計だったでしょうに。総理になって欲しい1位に選ばれた立派なお父様糟糠の妻のお母様を偲んで私だったらとても解体するなんて、、出来ません、、😔😢
コメント頂きありがとうございます。
あれだけの邸宅ですので維持管理するにも、
慎太郎先生程の方でないと難しかったのかもしれませんね。
ただこの住所は田園調布駅から徒歩15分、多摩川駅からも徒歩15分かかる、謂わば陸の孤島。かえって池上線雪が谷大塚駅のほうが近いかも?
ペンシル戸建て(私の造語)何軒か建てるにせよ、通勤にはめちゃ不便。まぁ田園調布本町(元嶺町)も売れるから心配ないか(笑)!
コメントありがとうございます。
東横線、目黒線以外にも池上線も利用できる。
と考えますと逆に便利と感じる方もいらっしゃるかも知れませんね!
それはかなりムリがありますよ(笑)
所属する組織に田園調布に住んでることも池上線で通うこともそのうち知られるでしょう。
この「矛盾」にも似た事実を毎日背負いながら生活するのは他人にはわからないほどたいへんですよ。
まぁきちんとした会社の社長さんが買ったらしいので、電車に関係なく社用車・自家用車異動でしょう。