リフォームしたら高く売れるの?

基本的にリフォームはしなくても大丈夫です

そこそこ築年数の経ったお宅(戸建・マンション問わず、概ね築15年から30年位)

に査定訪問に伺った際、やはり築年数分の生活を、その家でなさって来られて

いれば、どんなに日々の掃除を心がけていても経年並みのキズ、汚れなどは存在しています。

その際に、ご相談者様から、よく聞かれますのが

「リフォームしたら高く売れますか?」

という質問ですが、基本的には、

(お客様をお連れした時に、第一印象で引いてしまうような、あんまりな状況でない限りは)

リフォームは不要です。とお答えしています。

理由は2つ有ります。

まず、「リフォームに係った費用に更に上乗せした価格」では売れないからです。

購入検討者の方は、ネットやチラシでの表示価格を見て内覧に来られます。

そして、場所や間取りは気に入ったけど快適に住むにはリフォームが必要だな。

と感じた場合は、リフォームにかかる見積もりをとり、

かかる分について価格交渉をお考えになられます。

ですので、結果的にリフォームをしてもしなくても、売主様の収支には特に影響は無いのです。

2つ目ですが、壁紙や設備機器など、色合いや柄、必要な機能等の好みは人それぞれです。

その為、せっかくリフォームしても、好みに合わなければ

「してない方が良かった。」となりかねないのです。

それよりもだいじなのは『片付け』ておくこと

一方で、リフォームよりも、重要視して頂きたいのは「部屋の片づけ」です。

基本的にクローゼットの中やお部屋は全て内覧時にお見せできるようにしておいてください。

「あ、ここは一寸開けないで、、、」

「あ、その部屋は長男が寝てるから、、、、」

等の理由で内覧時にお見せできませんと、見ることができなかったところに

後々お金がかかる事象が有った場合(床の汚れや、たばこの匂い、壁のカビなど)

最悪の場合、仲介業者を通して修復費用の請求が来たりしますし、

(応じねばならないかどうかは、状況、程度、契約書の条文などによりますが)

家具が多くて床が目視できない、等の場合、見えない部分は、

後で補修、清掃等にお金がかかるかもしれない、という前提で検討しますので、

されなくても良い価格交渉の根拠になってしまう場合も有ります。

できる限り整理して、床や壁等は可能な限り見えるようにしておく事。

汚れ、キズ、ドアに空いた穴、など、買主様が買った後でお金がかかると想定

されるものは、販売開始と同時に営業マンに全て説明し、内覧時、少なくとも

購入検討時に、その情報を踏まえての検討になるようにしておく。

この2点は、かなり大事な事ですので、覚えておいて頂ければと思います。

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