査定依頼時に気をつけてほしい事②

机上査定だけでの判断が危険な理由

不動産会社にご自宅の売却査定を依頼する場合、まずはネットで問い合わせて、机上査定での価格をメールか郵送で受け取る形が非常に多くなっており、もはやこの形が主流と言えるかと思います。

この場合、机上査定での対応を踏まえて不動産会社を絞り込んだうえで、2~3社に実際に家に来てもらい、最終的な査定価格を出してもらう流れになりますが、ここで、机上と実査(実際に拝見して査定させて頂くことを業界用語で「実査」と言います。)で価格の差が出てしまう。それも下振れしてしまうケースが有りますので、幾つか述べさせていただきます。

【日当たりが悪い・眺望が悪い、もしくは家の中に入らないと分からない状態】

机上査定でも、普通は外観から拝見して査定は出しますが、時にストリートビューで確認する程度で机上査定を行うような会社も現実にはございます。ストリートビューでは日当たりが良く見晴らしも良さそうだったのが実際には隣に家が建ってしまい、日当たりゼロ、眺望が完全にふさがれてしまっている。等というケースもございますので、当然下振れの原因になります。

【敷地と道路の高低差。特に造成して作られた分譲地の私道の奥の戸建】

「あの辺りの土地の相場は坪あたり100万円位ですよ。」と聞いていたとしても、ご自宅が地下車庫や擁壁の上にあり、30段も階段を上らねばならない。等といった立地の場合、坪あたり100万円では売れないケースが多々ございます。そして開発された分譲地で皆様で私道を持ち合わせている場合、ストリートビューが家の前まで来ていない。というところも少なくありません。日当たりと同様、現地も見ずに机上を出すような不動産会社ですと、この高低差が想定外の事態となり、価格が、極端な場合▲30%等という事態も起こり得ます。また、ずっと、その階段の生活で慣れてしまっている売主様と、今どきの買主様との階段に対する温度差は実は結構あるものですので、このあたりの事を不動産会社がご説明させて頂いた時は、できる限り怒り出さずに真摯に耳を傾けて頂ければ幸いです。

【生活感、生活の匂い、ペットの匂い】

うん十年同じ家で生活されておりますとご自身では気が付かない匂いがそれぞれのお宅に付いて行くのは普通の事ですし、ご自身のペットは我が子以上に可愛いもので、目の中に入れても痛くない程溺愛されている飼い主様にとって匂いなど何も気にならないのが普通かと思います。しかし、やはり気になるかならないかは個人差が有りますので、気になる方が多い可能性が有ると判断した場合、お値段に反映せざるを得ない場合もございます。これも、やはり怒り出さずに真摯に耳を傾けて頂きたい事項でございます。

【机上査定よりも値上がりする場合も当然ございます】

逆に、調度品、玄関に入った時の雰囲気、売主様のお人柄、家への愛着が分かる使い方、想定外の開放感等、実際に拝見したらプラスアルファの評価となり、査定価格が上がると判断できる場合もございます。

机上はあくまでも参考の参考程度、と思って頂き、机上査定の金額が高いところを最終選考に残す。といった選び方は、くれぐれも事故の元になりますのでお気を付けください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です