転居の手続きで思うこと
お客様番号は大事
ご年配のお客様から売却依頼を頂いた場合、契約から引き渡しまでの間に、
各種住所変更手続きをお手伝いすることが有ります。
郵便局への住所変更の届け出や区役所への住民登録の転出、転入と
それにともなう健康保険や印鑑登録の廃止と届出等。基本的に窓口に行かねば
できない手続きは、足を運ばねばならない手間は有りますが、行った先の窓口には
人がいますので、分からない事があればその場で質問ができますから、ある意味安心です。
他方、ライフラインはどうでしょうか?
水道、電気、ガス、携帯電話、固定電話、ケーブルテレビ 等
基本的にはインターネットでホームページから手続きができますが、
最近ではペーパレスで請求書が送られてこないものなども有り、
いざ手続きを行おうとしても「お客様番号」が分からない。という事態が発生します。
また、水道局などは、アプリを取り込んでからの作業になったりしますので、
この時点で、もうわからない。という事態も発生します。
ホームページ上の説明で分からない場合、それを質問しようとしても、
簡単には電話番号にたどり着けない場合もあります。
また、運よく電話番号を見つけて電話をかけ、運よくすぐに繋がった場合でも、
本人からの連絡でないと受け付けてくれません。
(※「ご本人様ですか?」と聞かれるだけですが)
先日、お手伝いさせて頂いたお客様の場合、かような事態を乗り越えて、
結局すべて終わるまでに3時間を費やしました。
帰り際に、80代半ばのご主人が、
「俺たちみたいな年寄りは、もう何もできない時代になってしまったんだな。。。。」
とボソッと仰られましたが、本当にこれでは便利なんだか不便なんだかよく分からない
とあらためて思わされた次第です。