査定依頼時に気をつけてほしい事④
なぜ我が家は安くなってしまうのか?
たとえば、AI査定や一括査定サイトから机上査定の報告を受けた時、
近隣で売りに出ている物件と比べて、
「土地の大きさも同じくらい、駅からの距離も同じくらい。
なのに何で我が家の査定額は低いのか?」と結果に
疑問を抱かれる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、
ご所有地が以下のような条件の立地だった場合には、
大幅な減算要素が有る土地の可能性がありますのでご参照下さい。
敷地が平坦地で無い場合
道路から4mもの擁壁の上に家が建っている。とか、敷地の40%が崖。等の場合。
査定の基準面積は「登記簿の面積」ではなく「有効宅地面積」で計算します。
幾ら登記簿面積で200㎡あったとしても、有効宅地面積が100㎡しかない場合、
査定の基準面積は100㎡という事になってしまいます。
敷地が通路部分で道路に接している
通路部分のみしか道路に接していない土地の場合、
不動産会社では「敷延」とか「専通」等の呼び方をしています。
このような土地の場合、正確には複雑な計算式があるのですが、
一般的には整形地の70パーセント程度の評価などと言われています。
変形地
一般的には真四角、又は間口1:奥行2以内の長方形などが、
良い土地の形とされています。
間口に対して奥行きが相当長かったり、三角形や奥間口が広い台形
等は流通性が低く価格が安くなる場合がございます。
道路
家の前の道が極端に狭い。車が侵入できない道路に面している場合なども
60%とか70%の査定評価をされる可能性が有ります。
また、道路の南側なのか北側なのかによっても、評価が大きく変わる場合
が多く、一番評価が高いのは「東南道路と南西道路の角地」
という判断の場合が多いかと思います。
以上ですが、かように一概に「この辺りは坪@150万円て聞いてたけど。」
等と簡単には言えないのが査定の奥の深さです。