査定依頼時に気をつけてほしい事⑤

査定対象地と不動産会社の所在地の親和性

その査定書、どこから送られてきましたか?

一括査定サイトから机上査定を5~6社に依頼して、

その中の良さそうと思われる2~3社に実際に

家を見に来て貰い最終的な査定報告とプレゼンを聞いて

どこに依頼するか決める。

このような流れで自宅の売却を任せる会社の選定を進める方は

多いかと思います。

不動産会社側も、机上査定報告でインパクトを与えられないと

決勝戦である実査定に進めませんので、机上とはいえ、

まずは必死に色々とアピールをして参りますが、

アピールしてくるポイントはだいたい次の3つです。

1、各種サービスてんこ盛りでお得感アピール

  (プロカメラマン、測量サービス、荷物処分一部負担等)

2、お客様がいます。ですぐ売りますアピール

  (かなり具体的に属性等を述べて来たり致します。)

3、査定額を盛る(?!)高く売りますアピール

  (中にはあり得ないレベルの提案も。)

ただし、各社とも同じようなアピールをして来た結果、

全く差別化につながらなくなり却ってよく分からなくなる

ケースも多々ございます。

しかし、ここで一つ、意外と気にされない方もいますが、

非常に大事なチェックポイントがあります。

それは、

送ってきた担当者の所属しているオフィス、店舗の所在地です。

明らかに査定対象地と同じ最寄駅だったり、

同じ沿線の一番近いターミナル駅等であれば、ある程度安心ですが、

逆に全く親和性を感じないような、

例えば、

査定対象不動産の最寄駅が

「小田急線の代々木上原駅」

だったとして、

送られてきたのが、

「山手線の目黒駅」

 の店舗や会社だった場合、

査定対象地エリアの業務を日常的に行っていない可能性が有りますし、

そもそも相場観が無い人が査定書を作成している懸念も無くはありません。

ただし、『実は先月迄代々木上原のお店に通算10年いて今月目黒に

異動してきたばかりかもしれませんし、また、代々木上原に 

お店が有っても担当者が新人とか業務レベルが低い人もしれませんので、

一概に事務所が地元でないからダメという訳では有りません。

また、会社名を聞いたことが無くても、そもそも営業力に自信が有るから独立して

会社を起こしている訳で、逆にバリバリのやり手の営業マンもいたりするものです。

ですので、

判断の目安の一つとして、

最初に机上査定の報告を受け取ったら、お礼と共に担当者宛に

「会社ではなく、貴方の事をアピールしてみて下さい。」

と投げ掛けてみるのが良いかと思います。

親和性の無い所在地の会社の担当者が、かなり信頼できるレベルの人だったり

地元の不動産会社の担当者がレベルの低い人だったりすることが有る程度

見えてくる事と思います。

査定報告書を送って来た担当者は、その後の売却活動から引き渡しの手続き、

アフターフォロー迄の全てを委ねる人になるわけですから、

依頼する前の

「担当者のレベル感の確認」

は妥協しないで行うべきではないかと思います。

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