2023年度の路線価が発表されました②
高かったところ、上がったところ、下がったところ
昨日に続いて、2023年度の路線価についてお伝えさせて頂きます。
まず、全国46都道府県県庁所在地のうち、上昇したのは29都市(前年比14増)、横ばいが13都市、下落が4都市でした。
【上昇率ベスト3】 【下落率ベスト3】
1位 北海道 6.8% 1位 和歌山県 ▲1.2%
2位 福岡県 4.5% 2位 愛媛県 ▲0.9%
3位 宮城県 4.4% 3位 群馬県 ▲0.7%
ちなみに東京都は、プラス3.2%、神奈川県はプラス2.0%でした。
上昇率の大きかった年は、再開発や新駅等、具体的な要因が有ったところが多かったようです。
また、価格が高かった第1位は昨日ご紹介した銀座通りですが、参考までに2,3位もご紹介します。
【価格が高かったベスト3】
1位 東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り
4,272万円@㎡
2位 大阪府大阪市北区角田町 御堂筋
1,920万円@㎡
3位 神奈川県横浜市西区南幸 横浜駅西口駅バスターミナル前通り
1,680万円@㎡
でした。1位と2位以下の差がすごいですね。
また、上昇基調にある都市に関しては、今後もその傾向は続くものと見られているようです。
ただし、この路線価は、相続税や贈与税を計算する根拠の価格です。
当然、路線価が上がるという事は、収める事になる相続税や贈与税にダイレクトに影響
して参りますので、相続時の納税が予想される方は、より将来を見据えての諸々のご検討
をされた方が宜しいかと思います。