遺品整理は大変
何が分かっていないのか分からない大変さ
実家で独り暮らしだったお父様又はお母様が亡くなって実家を相続することになった。しかし、既に自分は結婚して子供もいて、数年前に一戸建を購入して暮らしているので、相続した実家は売却してしまおうと思っている。
このような状況に置かれたときに、ご実家の遺品整理をせねばならないという事態が待っています。
明らかに処分して構わないと思えるもの。家具、衣服、家電製品、食料や調味料、等については特に問題はありません。
皆様が処分に悩まれるもの。それは①換金できる可能性が有るもの②親御さんの想いが詰まったもの。の2点があげられるかと思います。
①の換金できる可能性が有るものについては、弊社ですと業務提携先に、骨董品などの鑑定、買取が可能な会社がございます。また、生前親御さんが大切にしていたり高価であることを自慢なさっていたりする絵画が有る場合でも、絵画鑑定をお任せできるアートディレクターの方も協力会社におりますので、このような場合でも安心してご相談ください。
②親御さんの想いの詰まったものについてですが、これについては、写真や何かで表彰されたトロフィーや記念品などがあげられます。
写真については、整理の仕方が有り、まずは、膨大なアルバムの中から100枚を抽出して頂きます。100枚に絞るくらいですと比較的皆様悩まずに選別できるようです。そして、さらにここから30枚に絞ります。100枚を30枚に絞るのは、意外と容易な選択となりますので、このように段階的に絞って行かれることをお勧めいたします。そしてこの30枚は小さいサイズのフォトアルバムに収めてお近くに置いておいてください。更に30枚以外が捨てずらい場合は、写真を供養してくれる会社もございますので、ご安心頂ければと思います。
想いの詰まったものについては、これはもう思い切って頂く、としか言いようが無く、恐縮ですがそのようなご助言になります。
最後に、本当に何を捨てて良いかどうかさっぱり分からない場合、一番大きなお部屋に大きめのレジャーシートを敷いて、マジックかひもで田の字に4分割します。ここに、①確実に処分するもの②確実にとっておくもの③保留④思い出の品 に分けておいて置き、その日はいったん帰宅します。
そして次回来た時に、③保留に置いたものが、まだ保留のお気持ちのままだった場合は、それは①処分スペースに移してしまっても、ほとんど後悔しないものになります。
以上、レアな資格ですが『生前整理アドバイザー』の資格を持っております久保庭からご助言させて頂きました。